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近況報告(2003年5月)

男の子の本

■大雨だ。だけどみらいの合唱団に行かなくては。大雨だから友達と遊ぶ約束を入れられないはるかもつれて。
 みらいのレッスンは40分。その間、はるかが退屈せずにすむように、本をもっていくように指示する。だけど、はるかは「みんな読んじゃったしなあ」と言っている。
 わかった。じゃあ、新しい本を買ってあげよう。新しいといっても古本で十分。門仲のブックオフによる。
 ほんとうは男の子の本の選び方はよくわからない。これがみらいに買うのなら、「小公女」にするか、「長靴下のピッピ」にするか「秘密の花園」にするか、「あしながおじさん」にするか、「赤毛のアン」にするか……といくらでも候補は思いつくのだけれど、男の子ってどんなのが好きなんだろう。
 結局買ったのは、「そんごくう」と「トム・ソーヤーの冒険」の2冊だ。
 「そんごくう」の方は、はるかが読みたがった。「ドラえもん」の映画で孫悟空のパロディがあったのを覚えていて、読んでみたくなったらしい。カバーバージョンを聴いて、オリジナルを聴きたくなるようなものか。
 「トム・ソーヤー」を選んだのは私。墓場のシーンとかどきどきしながら読んだもんなあ。
 はるかは、40分のレッスンの間と家に帰ってからの時間で、2冊とも読んでしまった。で、「おもしろかった?」と聞いてみたら、「うーん、あんまり」と言われてしまった。感受性のないやつだ。それとも、私が男の子の本を選ぶセンスがないのかしら。(5/31)

卒対

■夜、みらいの卒園対策委員の会合。会合ったって、うちでやったんだけどさ。
 4人のお母さんが集まった。
 なーんか園側からの要望というのを聞くと、ほーんとことなかれ主義の園だなあ、と思う。
 やれ、「写真を園で撮ると、年中以下のクラスから『年長だけずるい』の声があがる」とか。「茶話会は昼寝に入る前に絶対に終わらせろ」とか。「そのためには弁当はなしにして、ケーキだけにしてくれ」とか。「フエルアルバムのアルバムはぜいたくだ」とか。「先生方に花を贈るのはやめてくれ」とか。
 ふーん、って感じ。そんなに盛大にやる必要はないと思っているけれど、なんかやる気なくなるなあ。もともとそんなにやる気はないんだけど。(5/30)

「書いてください」

■きょうも信濃町のA社。
 ヒロヒデ君とすれ違った。
 「あれ、龍川さん、久しぶりですねー。」
 たしかにO嬢からうわさはかねがねだが、会うのは久しぶりかもしれない。
 「最近、オレ、日記に出てこないんですよねー。」
 当然だ。会っていないんだから。
 「書いてくださいよ。」
 へ。
 最近、「これはオフレコでお願いします」、「日記には書かないでください」と言われることが多いんだけど、「書いてください」と言ってきた人ははじめてだ。だけど、すれ違っただけで何を書けと言うんだろう。
 そういえば、私の日記に登場したがっている人がもう1人いる。うちのつれだ。いい気分で仕事していると、意味もなくチャットで話しかけてくるのは、書いてほしいに違いない。
 ふーむ。ちなみにつれとヒロヒデ君はかつて、「MacTech Japan」という雑誌をいっしょにやっていた。MacTech Japanというのは、そういうところだったんだな。……どういうところなんだ?(5/30)

アキバ→信濃町

■仕事でアキバのリビナヤマギワへ行く。
 ここはアキバとは思えないくらい、しゃれたインテリアがそろっている。
 いやー、いいですな。おしゃれな仕事部屋。こんなところで仕事するのは憧れだなあ。だけどしゃれた仕事部屋を持っていても、掃除をしなければ、意味がないんだよな。まずは今の部屋を掃除しようっと。
 すてきなのは仕事部屋だけではない。いやー、こんなダイニングセット、すてきだなあ、と思ったりもするけれど、どうせ悪ガキがめちゃくちゃにするだろう。うちには向かない。
 だけど、すてきでわくわくするところだ。ついついぼーっと関係ないコーナーも見たりしてしまう。目の保養になったわ。
 マクドナルドで昼ご飯を食べ、信濃町のA社へ。
 昔MacPowerで進行をやっていたSさんに久しぶりにお目にかかる。子どものことやらつれのことやらでついつい長話をしてしまった。
 「はるか君、もう、2年生なの〜?」と驚かれた。私もSさんの息子さんがもう年中さんと聞いて、びっくり。最後に見たときは赤ちゃんだったのに。よその家の子って、早く大きくなるんだよねー。(5/29)

調べること、表現すること

■物書きの仕事の半分以上は、調べることではないかと考えている。「調べる」といったって、検索エンジンや辞書で調べることだけが「調べる」ではない。取材したり、いやその前に取材相手について調べたり、実際に体験したりといったことも「調べる」のうちだ。納得するまで調べて理解する。自分が理解していないことは、書けない。いや、書いたとしても上滑りなものしか書けない。
 「書く」という行為はそれからだ。書くということは、調べたことを、読者が理解できるように咀嚼して表現するということだ。
 たとえば、5/25の項で私は「新聞委員としてIllustratorと格闘」したと書いている。これは、ここを読んでいる人は、少なくともIllstratorがDTPでよく使われるソフトの名前であると知っているということを前提にしている。もし、パソコンをまったく知らない人が読んだら、「PTA新聞のカットを書いてくれるイラストレーターさんとケンカしたのか」と誤解するかもしれない。したがって、パソコンを知らない人を対象に書くのであれば、「苦心しながら商業印刷で使われるパソコンソフトでPTA新聞のレイアウトをしている」と書くべきだ。
 だけれども、私はそこで「Illustratorと格闘」という表現を使った。その方が簡潔だし、Illustratorというソフトを実際に知っている人にはイメージが湧くからだ。それから、大人相手に小学校の教科書のような書き方をするのは、大人に離乳食を出すみたいで、失礼だという、変な良心もある。
 こう考えると、とどのつまり、物書きの仕事というのは、よく調べて、調べたことを読みやすいかたちで提供するということだと思うのだ。
 前置きが長くなった。
 このたび、「ライター講座」卒業生有志が書いた文集ができた。上に書いた視点から考えると、みなさん、とてもよくできていると思う。とくにさとこあらさんの作品は必見だ。忙しいなか3人の人に取材するというのはよく調べたということだ。しかもそのまま「AERA」あたりに載っていても不思議でないくらいよく書けている。欠点は、タイトルが社会学者の論文みたいで地味すぎることだけだ。ほかの方の作品もあわせて、ぜひ、ご覧いただきたい。
 文集にも書いたけれど、この講座の運営および文集の実現にあたっては、mooさまとMさまの努力は並大抵のものではなかった。ボケきった講師を叱咤激励し、受講生1人1人にきめ細かい対応をしてくださったのは、このお2人である。それからいつもしめきりに間に合わない原稿をちゃーんと期限に間に合うようにレイアウトしてくださったO社のTさん、なぜか誤字脱字まで指摘してくださったZackinさま、と多くの方の助けをお借りした。こんなところでなんだけれども、感謝の気持ちを捧げたい。(5/28)

やっと一息

■午前中、新聞部で学校に行く。これで3週連続だ。ケロケロiBook持ち込みで、その場で直す。あとは学校側にチェックをしてもらって、ファイルをアップロードすればおしまいだ。以前は何回も校正出して、そのたびみんな集まっていたのかしら。
 だけどこれでやっと一息だ。
 ふう(一息)。音楽聞いたり、Terminalで遊んだり、掲載誌読んだりしていたら、午後も終わっちゃったじゃないか。
 この一息が長すぎるんだな、私の場合。ここでさっさと次の仕事にかかれば、もっともうかるのかもしれない。とわかってはいるけど、きょうはビーズやってもいい?(5/27)

バイリンガル力士

■うちの近所はお相撲さんが多い。1日1回は、太っていてまげを結っている人を見かける。みらいの保育園の同級生には、お父さんの職業が力士という人もいる。三重の海とか北の湖といった有名人もたまに見る。そういう地域なのだ。
 でも、きょう見かけたお相撲さんはちょっと変だった。
 2人のお相撲さんが自転車に乗って横に並んで話している。1人は白人、1人は日本人。ここまでは見慣れた風景だ。
 ところが、ちょっと驚いたのは、この2人が英語で話していることだ。日本人らしいほうが「Then what did you say?」なんて言っている。
 うーむ。お相撲というのは、日本の伝統芸能みたいなもんだと思っていたから、お相撲さんが英語で話すって違和感あるんだけどなあ。
 日本人っぽかったけど、あのお相撲さんは実は外国から来た方なのかしらん。いや、ひょっとしたら外国人力士がいる部屋では、英語で日常会話が交わされているのだろうか? 日常会話が英語の相撲部屋……「親方=boss、おかみさん=boss's wife」? ちょっと想像できないんだけど。(5/26)

楽しいこと

■なんか楽しいことでも考えないと、気が滅入ってくる。
 いまいちばん楽しみなのは、FUJI ROCK FESTIVAL。ちょっと行き詰まると、「日別出演アーティスト」を見ながら、「どれを観ようかなあ」と考えている。
 私が行くのは26、27の両日。
 26日はやっぱりBjorkは観たいなあ。それから山下洋輔は実はエッセイしか読んだことないから、この機会に観たいなあ。
 27日はコステロは絶対。ニック・ロウもコステロと時間がかぶらないかぎり絶対。ついでにウクレレ界の有名人として、つじあやの。
 こうなるとDirty Dozen Brass Bandも観たいんだけど、25日なんだなあ。うーん、25日も行っちゃう?
 2カ月も前から考えてもしょうがないよなあ。ほかに楽しみがなくてさー。(5/26)

1円にもならない仕事中

■昨日の夜、連載の原稿を送りつけて、ちょっと落ち着いたような気がしていたが、気のせいだったのかしらん。
 門前仲町までみらいのコップを買いに行って、午前中は終わり。
 午後はコップ袋を作って、新聞委員としてIllustratorと格闘。Illustrator、最近はラフを描くのにしか使っていなかったから、段組なんてどうやるのかというところから忘れてしまっている。
 そもそも私のIllustrator、8だもん。Classicでつかってるんだもん。バージョンアップしてOS Xネイティブにしたほうがいいのかなあ。ついでにフォントが細明朝と中ゴシックしかないし。って、新聞委員のためにフォント買ったりバージョンアップしたりするのもばかばかしいか。
 それにしても、コップ袋にしろ、新聞委員にしろ、きょうやったことは1円にもならないところがむなしいなあ。(5/25)

裸眼立体視

■はるかの視力回復のために、「目も脳もどんどん良くなるミラクル・アイ3D」という、あやしい本を買ったことは前述のとおりだ。
 当然だが、この本は裸眼立体視ができなければ、使いようがない。裸眼立体視には、遠くを見る視線を使う平行法と、より目で見る交差法がある。詳しい説明はこのあたりを見てね。
 1週間にわたる特訓の結果、はるかは平行法ができるようになった。見えると楽しいと言う。そりゃあよかった。
 でも交差法はできない。目が離れているからだよ。関係ないか。
 本に書いてある交差法の練習法は、目と本の中間点に指をおいて、その指をじーっと見つめるというものだ。じーっと見つめているうちに、後ろにある2枚の絵が3枚に見えてくるのが正しいらしい。
 かくしてはるかはくる日もくる日も指を見ているが、どうしても後ろの本に描かれたコインが3枚に見えないという。
 そのかわり。「うわー、みらいが2人に見えてきたー。どうしよう。ちょっと、みらい、分身した?」
 するわけないでしょう。されたら困るよ。(5/24)

働けど

■働いても働いても仕事が終わらない。なのにもう週末だ。どこかに時間泥棒がいるのか、仕事がキャパシティを超えているのか。
 「少子化対策基本法案」が審議入りした。アサヒ・コムによると、『市町村の行動計画に「独身青年男女の出会い・交流の推進」や出産祝い金の支給を盛り込むことを奨励する』らしい。
 ふーん。でも「祝い金がもらえるから子どもを産もう」と思う人っているのかしらん。少なくとも私は思わないけど。何千万円単位でもらえるなら考える人もいるだろうけど。こういう政策って、やる前に対象者にアンケート調査とかしているわけじゃないよね。政策決定プロセスって、そういう調査を省いているから実効性が薄いんじゃないだろうか。
 そういえば、つーママさんが無事出産された模様。おめでとうございます。(5/23)

連絡網

■学校の連絡網の電話がかかってくる。
 連絡網の表は2階の居間に貼ってある。次の人に電話をかけようとしたが、子電話が見つからない。
 さては、あの勝手に長距離電話娘だな。
 家中探して、やっと玄関で小電話を発見。まったくもう、なんで玄関なんかに電話をもっていくんだよ。
 気をとりなおして次の人に電話をする。
 「小学校の連絡網なんですけれど」。あれ、なんだったっけ? この騒ぎで用件を忘れてしまった。
 「えーと、なんでしたっけ?」
 幸い、相手の方がいい方だった。
 「ベルマークですね。」
 そうそう、そうでした。明日がベルマークの収集日だから持たせてください、というのが用件でした。失礼いたしました。
 かけた人がかけられた人に用件を聞くなんて、そんな連絡網があるかい、いったい。(5/22)

区政モニター

■忙しいと言いつつも、区政モニターというのになってしまったのである。これで今年は仕事にならない仕事、4件目だったかしら。まあ、社会勉強のひとつにはなるでしょう。
 きょうは第1回めのモニター会議。老若男女、いろんな人がいた。いや、やっぱり若い男女は少ないな。若くて子どもがいないうちは、自分のことで精一杯で、区政なんてどうでもいいものだもんな。
 たまたま隣の女性のお嬢さんがはるかと同じ学校の3年生だった。このお母さんはなんと3年連続PTAをやっているらしい。いやー、すばらしい。私は「もういいですー」って感じです、ハイ。(5/21)

貧乏ひまなし

■先週1週間の保育園お休みがこたえている。かなりきついスケジュールになってきた。
 1秒のひまもおしいんだけれど、午前中は新聞委員の会合に行く。先週もだったよなあ。顔をあわせて仕事をするというのは悪いことではない。それでもこう会合が多いと、新聞委員が不人気だというのはわかる気がする。
 午後、浜松町にて取材。帰りにオークラコーラルをのぞこうかと思ったけれど、貧乏なのでやめておいた。いや、貧乏よりも、在庫をなんとかしろよ、という感じである。あー、作品を作る時間が欲しい〜。貧乏ひまなし、ってこういう状態をいうんだな。(5/20)

いきなり2皿

■mooさまと大森でランチ。ホテルのバイキングだ。
 バイキングというものは、まずは1皿に食べたいものを盛って、そのお皿が空っぽになってから、次のお皿に料理を盛りに行くものだと私は思っていた。だけど、mooさまときたら、いきなり2皿いっぱいにしてきたのだ。さすがはmooさま。よくいえばゴージャス、悪くいえば欲張りだわ。
 私がいきなり2皿に驚いていると、mooさまはしごく当然という顔をして、「周り見てごらんよ〜」とおっしゃる。ちらりと隣のテーブルに目をやると、2皿どころか、いきなり3皿、4皿と並べたマダムたちがお食事中だ。
 そ、そ、そうだったのか。知らなかったよ。きっと山王のゴージャスマダムの間では、いきなり複数枚のお皿は当たり前のことなんだろう。だけど「全部食べてからお代わりをしなさい」と日頃こどもたちをしつけている、貧乏庶民の私には、そんな真似はできない。食べきれなくて残しちゃったらもったいないもん。ひきつづき1皿ずつ盛っては食べていったのであった。
 話題はいろいろあって、ちょっと書ききれない。
 ……って、これじゃあ実もふたもないな。
 じゃあ、1つだけ。「今年もやります、e-mamaフェスタ」。みなさま、9月の第一土曜(たぶん)は空けておいてね。
 というわけでmooさま、ごちそうさまでした。それからなぜかおみやげをいただいてしまいました。ありがとうございました。(5/19)

掃除

■掃除の日。渡米は金曜日だったので、恒例の週末掃除ができなかった。帰国は日曜の夕方だったしへとへとだったから掃除できなかった。ということは、げっ、最後に掃除機をかけたのは3週間くらい前か。そりゃあ汚くなるはずだ。
 おっとうちの前に、町内会の清掃があった。軍手とほうきを渡されて、「その辺1周はいてきてください」と言われた。はいー。でもほうきで集めたゴミはどうしたらよろしいんでしょうか。ちりとりは出払っているとかで、お借りしていないんですけど。さすがにちりとりなしではどうしようもないので、家からちりとりを持ち出して、ほんとにその辺1周しておしまい。こんなテキトーでいいんだろうか。
 家に帰っても掃除。子どもたちに1階のこども部屋を片づけて、掃除機をかけられる状態にしろと命じ、私は2階の片づけ&掃除に入る。
 1階から声がきこえる。最初のうちは「これははるかのでしょう!」とか「あー、これ、みらいがやったんだなー」とか。まあいちおう片づけしているらしい。しかし数分後。「はるかー、紙芝居読んであげるー」。「いいから仕事しろよ by 網野」だな、こりゃ。(5/18)

蛙の子

■雨だ。みらいの合唱団は電車で行こう。
 みらいがレッスンしている間、はるかは退屈だろうから、本をもっていくように言った。はるかはかばんに3冊、本を入れた。
 ところが駅に着いたら、はるかが「本を忘れてきちゃった。取りに帰ってくる」と言う。はいはい。じゃあ鍵を貸すからさっさと行ってきてね。
 待つこと10分。はるかが戻ってきた。
 「ちゃんと鍵、かけてきた?」と聞いたら、「あ、忘れてきちゃったよ〜。かけてくる」。
 言うなり彼はまた家に帰っていった。
 なんだか自分を見ているようである。(5/17)

優先順位

■旅行に行く前にきれいになっていたモニターのまわりがTo Doの付箋でいっぱいになっている。どうしましょう。
 こういうとき思い出すのが、『モモ』だ。たしかこんなエピソードがあった。文字を知らないモモに、賢人のおじいさんが「なぜ文字を勉強しないのか?」ときく。モモの答えは「たくさんあって何から覚えればいいかわからないから」。賢人のおじいさんは「いっぺんにやろうとするから覚えられないんだよ。ひとつひとつやっていけば、できるものなんだよ」と、モモに文字を教える。
 優先順位のことを考えていると、いつもこのエピソードを思い出すのだ。アルファベット26文字をいっぺんに覚えようとするから無理なんだ。まずは「A」を覚えてから「B」を覚えればいいんだよな。
 そこまではわかっているのだ。私の場合、そこで悩んでしまうのだ。で、どの仕事が「A」なの? うーん。と優先順位を考えている間に時間はどんどん過ぎていく。
 きっと要領がいい人ってのは、この辺の判断がうまいんだろう。こういうのをぱぱっと決めるにはどうしたらいいのかなあ。と、考えているうちにさらに時間は過ぎていくのさ。

 信濃町のA社で連載の撮影。本題とは関係ないけど、確定申告用メモでやんす。(5/16)

つまんない

■時差ぼけなのだろうか。みらいといえば、朝寝坊で、たたき起こすまで起きなかったのに、帰国後、早起きに変身した。5時起きはるかにはかなわないが、6時半には起きてくる。保育園は行けないんだし、ゆっくり寝ていていいんだけどなあ。
 起きていてもいいんだけど、「つまんない」を連発するから困りものだ。
 朝ご飯を食べるなり、「みらいちゃん、つまんないの。何したらいい?」だもん。
 「まず、お着替えすれば?」
 「お着替えしてもつまんない。歯磨きしてもつまんない。靴下はいてもつまんない。」
 退屈なのはわかった。だけど、わざわざ先回りして朝やること全部を評価しなくてもよろしい。(5/15)

絶対的な信頼

■私は基本的にはお人好しで、すぐに人を信用する。だけれでも、誰でも100%絶対的に信頼できるかというと、そんなことはない。
 100%の信頼――なんてむずかしいことなんだ。信用と信頼は違う。たとえば、私はmooさまやあみさまを100%信用している。だけど2人とも100%は信頼していない。だって、2人とも方向音痴だから、どこかへ連れて行ってもらうとしたら、迷子になる確率はかなり高いもん。あ、私も同じ穴のむじなか。
 話がそれた。
 信頼できる人とは、読んで字のごとく「信じられて、かつ頼りになる人」だ。こう考えると、「絶対的な信頼」に値する人は、1人しかいない。それがスペック6Gさまこと山口智子氏だ。
 彼女が残した逸話については、このサイトをご覧の方であれば、すでにご存じのことであろう。もしご存じでなければここで一覧できるかな。  そんな彼女が「データ入力スキルアップ講座」をはじめる。私はデータ入力のことはよくわからないが、彼女の仕事なら100%間違いないことだけは保証できる。データ入力を志す方、データ入力を仕事にしている方、ぜひご検討くださいませ。(5/14)

うちのつれあいとメガネの必然性について

■話は先月にさかのぼる。はるかが「視力検査の結果」というおてがみをもらってきた。
 「右0.1左0.2 眼科医で診察を受けてください」。がーん。
 旅行でばたばたしていたこともあって、やっと昨日、眼科に行って来た。
 結果は、左右とも0.2。メガネが必要だという。
 つれにチャットで「そういうわけで、メガネを買わなければいけない」と言ったら、「メガネは不要だ」と言い張る。彼の言い分は、「買うと悪くなる。星飛雄馬は筋肉養成ギブスをしてました。それをはずしたら、体がもう軽くて軽くて、ホームランも打てたのです。メガネはその逆。補助しては悪くなるんです」。星飛雄馬はピッチャーだろう、という話はおいといて、そんなフィクションのたとえ話を論拠にされても困る。あげく「おれより視力のいいやつとなら話に応じよう」。彼はサンコンさんクラスの視力の持ち主なのだ。つまりはサンコンさんが「メガネはかけたほうがいい」と言うのなら、メガネはかけるべきだということなんだろうか。だけどサンコンさんが眼科に詳しいとは思えない。やっぱり論理が破綻している。それでいてあいかわらず「俺は正しい」と言い張るから困りものだ。そんなこと言ってると、また天罰で罰金が課せられるよ、きっと。
 で、彼の結論は「3Dの本を買え」。
 まあ、それは買ってもいいでしょう。どうせうちではみらいが退屈しきってるし、三省堂まで行って来よう。
 3D本ってどこにあるのかなー、と思ったら、「民間療法」のコーナーだった。わはは、あやしい。あやしすぎる。かんたんそうな本を選んで買った。だけど不器用なはるかが見られるようになるかははなはだ疑問である。つれがなんといおうが、メガネ買いに行こうっと。(5/14)

自分で自分の首をしめる女

■朝から取材。といっても仕事ではない。新聞委員による校長インタビューを行うためだ。なんだかなー。仕事とかわらんよなー。まあ、仕事とちがって、自宅隔離中のみらいは連れて行けるけど。
 取材自体は1時間強。「高いライター」の私がやっぱり書くことになった。やれやれ、ほんと仕事だか、なんだか。
 原稿用紙に書いて、レイアウト用紙にレイアウトして、って、いやー100年ぶりに見る作業だよ。だけど、できあがった新聞はDTPで作られている。どういう仕組みで作っているのか聞いてみたら、印刷屋さんがテキストを入力して組んでいるらしい。
 ふーん。だったらテキストデータで渡しちゃえばいいのに。と思ったのがきょうの運のつきだったのかもしれない。
 テキストデータ入稿だけならまあ大したことはない。別に入力が得意なわけではないけれど、手書きしかできない人の原稿を打つくらいはしてもいいし。ところが、たまたま、フリーでDTPをやっているお母さんがいらして、「中面はIllustratorでデータ渡しにします」とおっしゃる。んー、そりゃあそのほうがいいよね。だけど、だったら表面もデータ渡しにしたほうがいいよね。
 というわけで、私もIllustratorで1面を作ることにした。最初は原稿だけ書こうと思ったのに、なんか自分で自分の首をしめているような気がする。まあ、きっと勉強にはなるでしょう。(5/13)

ことなかれ主義

■朝、みらいの担任から電話がかかってくる。
 「SARSの関係で10日間登園しないでください」。
 えー、別に香港や中国に行ったわけじゃないんですけれど。
 園長に話を聞くと、都から「『重症急性呼吸器症候群』(SARS)に係る学校の対応について」という文書がきていて、 園医に「アメリカから帰国する園児がいるんですけど」と相談したところ、 園医が「10日間登園させないように」と言ったという。
 「『重症急性呼吸器症候群』(SARS)に係る学校の対応について」を読んだけれど、伝播確認地域にアメリカは入っていない。だから本来はこの通達は、関係ないのだ。実際、はるかは何事もなく、学校へ行った。
 しかし園医がNGという以上、行かせるわけにはいかない。でも、ぴんぴんしてるんですけど。10日もくるなって、その間、私はどうしたらいいんでしょうか。とにかく園医に行って、なぜそういう判断をするのか、判断基準を聞いてこよう。
 園医はすぐ近くだった。こんなところに医者があるなんて知らなかった。江東区の医療機関一覧にも載っていない。
 月曜日だったせいか、混んでいてすごーく待たされた。で、結論からいうと、ダメなものはダメ。アメリカは感染地域ではないけれども、発症例があるからだという。そして「もしなにかあった場合に、ぼくは責任をもてませんから」。そりゃあそうだろう。誰だって責任はもてないよ。だけど、この人がSARSに感染している確率は10000分の1以下だと思うよ。だってSARS発生から今までにアメリカから帰国した人は10000人はいるだろう。なのに誰も感染していないんだから。それでも「なにか起こったとき、責任をもてない」って、そういうのをことなかれ主義っていうんだよ。
 医者の不躾な対応が頭にきたこともあって、保育課に電話する。保育課の人は「アメリカは対象地域じゃないんですけどねえ」と言いながら、担当者が不在なので、折り返し電話をするという。
 数分後、なぜか園長から電話がある。結局やっぱり園としては、園医がノーな以上、ノーとしか言いようがないと言う。こちらもことなかれ主義だ。
 というわけで、みらいの相手をしながら、SARSについて調べたり、あちこち電話したりしていたら、1日終わっちゃったよ。あー、やんなっちゃった。明日からどうするかな。(5/12)
シリコンバレーに行ってました。その間の様子はこちらから。(5/2〜11)

こういうときにかぎって

■うーん、忙しいんだけど、こういうときにかぎって、マシントラブルなのだ。プリンターが働かないのだ。「ドライバーをインストールしてください」というダイアログが現れる。10.2.5をインストールしたときにどっかへ行ってしまったのかしら。
 で、ドライバーを再インストールしてみたけど、ダメ。「ドライバーをインストールしてください」って、インストールしてるじゃん。何言ってんだよ。
 じゃあ、Yosemite君から印刷しようかな。と、「名称未設定」君にドライバーをインストールしたところ、こちらは問題なくインストールできた。iBookをマウントしたら、「リセットボタンでコンピュータを再起動してください」というアラートが出た。いきなりリセットボタンですか。私、そんな無茶な操作をした覚えはないんですけど。なんか怖いなあ。とりあえずプリントアウトはあきらめようかなあ。ひーん、私は紙が好きなのにー。
 それから文字化けは直ったと思っていたが、PhotoshopとIEのメニューやボタン類が化けている。「えーと、たしかこのへんだったっけ?」と言いながら操作して、間違えて、command+Zを繰り返している。ひーん、ほんとにまいったなあ。
 教訓:忙しい時に、OSのアップデートはやめましょう。(5/1)
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